チンクエテッレ観光

この旅の締めくくりは 10／25のチンクエテッレ訪問でした。 
ミラノから8:10発の電車に乗って、3時間ほどで到着するはずが、ストやマルゲリーテ駅での事故のために遅れに遅れて。 
車中ではガイドさんに「帰りの電車に間違いなく乗るために、モンテロッソ観光は諦め・・・悪くすると昼食も諦め・・・」と脅されながら、ノロノロ進行する電車に身をゆだねておりました。

結果は、モンテロッソ観光こそ諦めましたけれども、昼食はタラフク食べることができて満足・・・ペスカトーリもイカやイワシのフリットも この上なく美味でした！
 
電車が遅れなかったらどうなっていたかと申しますと、晴れ渡った午前のうちに 真っ青な空と 群青の海を背景にして 絶壁に張り付くカラフルな家々を目にするはずでした・・・午後になって 空が白く曇ってしまったのは残念・・・目をつぶればイメージできるから良しとするか！

マァ、ヨーロッパの電車のストとはこんなもんです。
あんなにチンタラした時間の使い方、せっかちな日本人には信じられませんけどね・・・実は、ミラノを出る前から帰りの電車が怪しいな・・・と思っておりました。  そうしたら 案の定、乗るはずだった電車はキャンセルされ、1時間以上もの間、駅のホームで待たされることに・・・結果としては、モンテロッソ観光も余裕でできたのよね・・・惜しいことをした
 

星合(ほしあい)

お菓子作りが得意なご亭主に「星合という銘でお菓子を作って下さい」とお願いしておいたら このように仕上げて下さいました。

二星

ご亭主が七夕の茶事のために採ってきた からす瓜の花です。  夜８時ごろ開花するという情報に従って 茶事の移ろいのなかで  蕾から開花に至る過程を楽しみました。 
正に 仲良く並ぶ 牽牛と織女のよう。

先生の独り言・・・後ろの花は とれば好かった。  これじゃァ  二人の会話に聞き耳を立てる 意地悪な小姑みたいだ！！    (近頃の姑は優しい⁉)
                      
 

料理 ほめられ 無念に候

六代 覚々斎には  有名な文章があります

料理 ほめられ  無念に候
料理人にては  これなく候
その茶 面白からざる故   料理ほめ候事也

懐石やお菓子は  あくまでも  お茶を美味しくするための脇役です 
その脇役を 必要以上に褒め称え  お茶の美味しさ  面白さ への 理解と着眼が 疎かになったのでは  本末転倒 にして 無礼
皆様に お茶を美味しく召し上がっていただくために用意された 亭主の細部にわたる 心の動きに 御着眼あれ！

色留袖の裾模様

私のお気に入りの着物です。  相良刺繍で曳き船の図が表されています。 
この図案って 祇園祭りの曳き手の姿がヒントになってたの？