つくば と 水戸 で表千家のお茶の教室を運営する 楽知会(主宰 石光宗眞)のブログです。 初心者にも、上級者にもご満足いただける本格的な茶道教室を目指しています。 楽知会が取り組む お茶のお稽古や、お茶事関係の情報を掲載していきます。
日常の会話で私たちがよく使う表現でありながら、同じことを茶の湯の世界で使うとより深い意味を含んでいる場合があります。
「粗茶一服差し上げたく存じますので〇月〇日〇時~までおこし下さい」
このようにしたためられた招待状が届いたと仮定してみましょう。
今日でもお客様にお茶をお出しするとき「粗茶でございますが、どうぞお召し上がりくださいませ」とはよく用いる表現です。ところが茶の湯で「お茶」と言えば「濃茶」をさしているものですから、「粗茶」に招待されたということは、濃茶を伴う正式の茶会に招かれたということになっています。「へりくだった気持ちでお客様にお茶を差し上げたい」と願う心は日常生活においても茶の湯の世界においても変わりないのですが、茶会では招く側と招かれる側とが「粗茶」に関する共通の認識を持っていないと、双方の心づもりに差異が生じて困ったことになるかもしれません。
ついでに学んでおきましょう
薄茶だけ差し上げたいのですが・・・・
その場合は招待状に「薄茶を差し上げます」と明記しておきます。
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