http://rakuchikai.blog.shinobi.jp/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%80%802017%E3%80%80%E3%80%80%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%8F/%E5%BA%8A%E3%81%AE%E9%96%93床の間
海外でお茶席を設えようとしても 日本と同じにはなりません。 会場の広さや天井の高さも 設えに影響を与えます。 足るを知り 不足は工夫で乗り越えて 万策尽きたら潔く諦めるのが 茶人の心得。 口で言うのは簡単ですが 遠路ここまでやって来て 全てが間に合わせになったのでは名折れのような気もします。 できうる限りの本物を紹介したいですよね。
この日の花は 草月流の大谷美香先生が活けて下さったもの。 手に入りにくい花材の提供もお願いして 雰囲気の演出にご協力をいただきました。
日本国内では 花を野にあるように活ける茶花と 時には これでもか・・・と技巧を凝らす生け花とは別物です。
でも ここでは日本文化の紹介と割り切りました。 だって椿の枝も照葉も手に入らないんですもの。
お陰様で 床の間の評判は上々でした。
金屏風、緋毛氈、畳などは 国際親善協会がご用意下さいました。
自分たちだけの力では このような設えは具現化できません。
皆様の ご協力とご尽力に 感謝 感謝。