つくば と 水戸 で表千家のお茶の教室を運営する 楽知会(主宰 石光宗眞)のブログです。 初心者にも、上級者にもご満足いただける本格的な茶道教室を目指しています。 楽知会が取り組む お茶のお稽古や、お茶事関係の情報を掲載していきます。
お茶事やお茶会に招かれて着る物に困った経験がおありではないでしょうか。お茶の着物もTPOが大切です。お正月が近付いていますので、初釜の着物を例にとってみましょう。
格調高い初釜の場合・・・訪問着や格のある柄の付下げがおすすめです。新春を寿ぐ気持ちを表すに相応しい柄ゆきのお着物を選んでみて下さい。適当な訪問着や付下げがない方は、無地の紋付きに袋帯で出かけましょう。男性も袴をつけて正装です。お洋服の場合は落ち着いた色調で、きらびやかな印象を与えることのないスーツが無難です。
インフォーマルな初釜の場合・・・紬のような織りの着物を避けて小紋以上のお着物であればよろしいのではないかと思います。
相談できる方があるのなら、どの程度の内容の会なのかを事前に尋ねて主催者に失礼のないようにしましょう。だれにも相談できない場合は、会費の額である程度の察しがつきます。1万円を超えるようなら、5千円以下なら、千円以下ならお洗濯をした清潔な物でしたら何でもよろしいのではないかと思います。
装いの常識
足袋は白足袋、お洋服の場合は白いソックス・・・茶席に入る直前に道中履いてきたものから清浄な物に履き替えます。主催者は丁寧にお掃除をし隅々まで清らかにしてお客様を迎えて下さいます。そこに招かれた者は足袋やソックスを履き替えることで、世俗の塵を持ち込まずに茶席に向かう最初の心構えをします。
アクセサリーはつけず、爪は短く切ってネールアートなどはしません・・・アクセサリーや長い爪は壊れやすい茶道具に傷をつける恐れがあります。また、茶席において鑑賞すべきは主催者が心を込めて用意したお道具類であって、美しく着飾った人間ではありません。したがって華美にならず、その場にとけ込むような装いを心がけましょう。
紋のお話・・・お茶席では、一つ紋が便利です。染め抜きであれ、縫い紋であれ、1つ紋がついていることでお着物のグレードアップがはかれます。紋付きにも一つ紋、三つ紋、五つ紋とありますが、紋の数が多すぎると格が高くなりすぎて使いにくくなってしまうので注意が必要です。
皆さんはご自分の紋が何だかご存じですか。今後のために調べておきましょう。
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